耳鳴りの症例:発症から1か月で針治療を始めた例

2019年1月〜8月の症例です。

50代男性、Mさん。東京都小平市在住。
1か月前から耳鳴りがして耳鼻科を受診し、漢方薬(ツムラの釣藤散)を飲んでいます。漢方薬を飲むと少し調子がいいとのこと。
耳鳴りがする以前から首肩のコリがひどく、月1〜2回針治療を受けていました。

1月より耳鳴りの治療を開始し、月2回のペースで治療を続けました。
3月に「ほとんど気にならない」レベルまで一時良くなったのですが、その後すぐにまた戻ってしまい、漢方と針を続けました。
6月には、耳鳴りの「音の大きさ」は最初の頃の5分の1程度に、聞こえる頻度は2日に1度程度まで回復しました。

今年の梅雨は関東地方では6月9日〜7月29日までと比較的長く、また雨が多かったこともあって、通院中の耳の患者様は「調子が悪い」とおっしゃる方が多かったです。
Mさんも、この時期調子が悪かったそうですが、梅雨が明けてしばらくすると「かなり気にならない」レベルまで良くなりました。そして8月中旬に来院され、念のためにもう一度治療をして「あとは様子を見てみます」と言っていただきました。

全部で13回で、定期的な治療は終了しました。
発症から1か月以内以内と早期に治療を開始したため、比較的少ない回数で治療を終了できた症例と言えます。

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