患者様からの質問: 治療院を変えようか迷ったとき、何回ぐらいで判断するのがいいか?

春になりました。3〜4月は毎日たくさんのお問い合わせがあります。
そんな中で他の方にも参考になりそうなご質問をいただきましたので紹介します。

頭鳴りでお悩みの患者様。
まずA治療院で5回ほど治療を受け、効いているのかいないのかわからないので、次にB治療院で5回ハリ治療を受けた。そこでも効いているのかいないのかハッキリとわからない。
「5回で判断するのは早いですか?」という質問です。

回数の目安は?

これはA先生、B先生それぞれにお考えがあると思いますが、私の意見では5〜10回で判断してよいと思います。

5回のうちにわずかでも「効いている」と思える兆候がなければ、別の方法を考える。
「少し効いている」と思えた場合、5〜10回の中で様子を見るとよいでしょう。
いずれにしても10回やって効果を感じなければ別の方法を試したほうがよいです。
(症状によって回数は多少変わりますので、当院では初回治療時に詳しく説明しています)

発症から早い人ほど効果が出るのも早いものです。目安として発症から半年以内であれば「早く判断すること」に大きな価値があります。
逆に発症から何年か経っているという場合。治療にも長くかかりますので判断を急ぐ必要はありません。時間をかけて判断してください。

複数の症状があるとき

メインの症状以外に、他の症状も併発している場合。
ハリ治療が体質に合って、うまくいっていれば、他の症状も同時に改善することが多いです。多くの場合「後からあらわれた症状の方が早く改善する」とお考えください。

信頼関係を大切に

これらは、治療家によって意見が分かれるところです。基本的には今かかっている先生に相談して、意見を聞くのが一番よろしいでしょう。
今かかっている先生に相談しにくいとか、信頼しきれないといった場合に、私の意見を参考にしてください。

そもそも、信頼関係が成立しないところでハリを受けるのはやめた方がいいです。事前に問い合わせをしたり、何回か治療を受けて「信頼できそうだ」と感じた場合のみ、治療の申し込み、継続なさるのがよろしいでしょう。

関連記事

  1. 難聴を予防するために、今日からできること
  2. 耳の症例:  騒音性難聴・耳閉塞感・耳鳴りとサフォー症候群の治療…
  3. Q: 耳鳴りの治療は何回で治りますか?
  4. 耳鳴り、めまいの症例: 10年ぶりの針治療
  5. 副鼻腔炎の予後の治療
  6. 突発性難聴の患者様へ
  7. 《コラム》せんねん灸の年越しキャンペーンが始まります
  8. 目と耳の症例:白内障、耳の聞こえが悪い

症状別にブログを読む

最近の記事

PAGE TOP