網膜色素変成症の患者様の体験談:メンタルヘルス

同じご病気の方の参考になればと思い、掲載の許可をいただきました。

50代女性。Nさんは、これまでに心療内科、精神科に通院したことがあります。
30代で病気がわかり、その頃仕事も忙しく「自分を追い込みすぎてしまったのかも」と話していらっしゃいました。パニック障害や不眠などの症状で服薬を開始されました。

30代後半、お連れ合いの仕事の関係で北関東に引っ越しなさったとき、気候が寒いのと知り合いも全然いないということで、一番調子が悪かったそうです。

その後、東京近郊に引っ越しをしまして、緑豊かで散歩のしやすい環境と、親しい方が近所にいて励ましてくれたこと。心療内科もいい先生が近くにいて通いやすかったなどの好条件が重なり、回復に向かいました。

お友だちがおおざっぱで楽観的な性格のため、「ああ、私もこのぐらいおおざっぱでもいいんだ!」と気づいたことでかなり楽になったそうです。
今も睡眠導入剤など、一部のお薬は続けていますが、精神的にはかなりご回復なさいました。

現在、NさんはJRPSの患者会やセミナーにも積極的に参加し、お元気に活動されています。
それでもつねにギリギリの精神状態とのこと。難病を抱え、懸命にご自身のできることを模索され、健康維持に努力されています。

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