2021年11月〜2022年1月の症例です。
病状
長野県より新幹線で通院中の患者様、T様。50歳、男性。
12年前に網膜色素変性症とわかり、一時的に暗順応を改善する治療薬、アダプチノールを服用しています。
視野の一部に欠けがあり、視力低下に悩んでいますが、お仕事の関係から運転免許は欠かせないとのこと。
初診時の視力を伺うとかなり厳しい数値でしたが「それでもなんとか免許更新できたら……」と希望を持って来院されました。
治療経過
2021年11月より月1回来院され、針治療を行いました。
12月の検眼では視力がほんのわずか上がっていたそうです。
以後1月までの治療では特別なことはしていません。
私からは「万が一視力検査にパスできなかった場合には、追加の治療を試してみましょう」とご提案しました。
結果としては初日のトライで無事受かり、運転免許を更新することができました。
左目は一度で通りましたが、右目と両目では2〜3回測り直してパスしたそうです。
T様より、うれしいご報告をいただきました。
今後も運転に適切な視力維持のため、月1回程度来院される予定です。
2022年2月より低周波治療(パルス)を試してみたいと希望され、追加しています。