2017年4月、緑内障の症例です。
50代、女性。緑内障で中心部の視野に欠けているところがあります。
2017年3月、眼圧が13,18となり医師から手術を薦められました。そこでセカンドオピニオンとして他の眼科医に意見を求めると共に、「針治療を試してみよう」と決心され、当院を受診しました。
眼圧が上がった要因
詳しくお話を伺ってみて、今回の要因として考えられるのは、
- 職場が変わったことによる環境変化のストレス。
- 細かい作業が多くなり、目が疲れる。
この2点でした。
治療
まずは全身の血流を良くし、「少しでも眼圧を下げること」を目標に治療を開始しました。早期に効果を上げるために初回から針と灸とを併用しました。
《眼圧の推移》
受診前眼圧…13,18
3月半ばの眼圧…12,13
4月半ばの眼圧…10,11
《治療回数》
3月…3回
4月…2回
以後、隔週にて継続
患者様の声
3月の検査の結果をお電話で報告いただきました。
「眼圧が下がり、手術は当面様子を見ましょうということになりました」
患者様の弾んだ声を聞いて、私もうれしかったです。
- このまま眼圧を低い水準にキープすること
- 見え方を少しでもクリアにすること
の2点を目標に、当面は隔週での治療を続けていきます。