円錐角膜とは、角膜が変形して突き出す病気です。原因はまだわかっていません。
専用のハードコンタクトレンズを装用して矯正するのですが「レンズがフィットしなくてつらい」という患者様がとても多いです。
比較的まれな病気ですが、セタガヤ治療室時代には週2〜3人の定期的な来院があり治療させていただきました。
治療の目的は、
- 円錐角膜がこれ以上進まないようにすること。
- 乱視が出ている場合には、乱視の治療を行って見やすくする。
この2点です。
私がお訊きした皆様、経過は順調で「治療を始めてからは進んでいない」とおっしゃっていました。
師匠の佐藤信雄が言うには、これまで治療した方の中で角膜移植にまで至った例はなく、皆様予後をよく保っているということです。