こちらの記事はよくお読みいただいているようで、時々ご質問いただくことがあります。
緑内障の症例:信頼できる眼科主治医をお求めの患者様に
明眸治療室が紹介している眼科とはどちらのクリニックでしょうか?と。
当院を受診していただいた患者様で、病気について詳しいお話を伺った上で、適切だと思えば無料で紹介状をお渡ししています。
しかしながら、なにもお話を聞かないうちに「名医だから」と機械的にご紹介することはあり得ません。
私は、基本的には、まず近所のクリニックへ通うことをお勧めしております。
なぜなら、目の病気(緑内障、黄斑変性症、網膜色素変性症など……)は一生付き合っていかなければならないものだからです。
いくら名医でも、毎回遠くの病院まで通うのは億劫ですし、ともすれば「また今度」と通院間隔が空いてしまうことにもなりかねません。それよりは、近所の先生に定期的に診てもらう方が有益です。
もしも目の病気と診断されたら……
- なるべく近所の通いやすいクリニック。
- その病気を診療科目に掲げている。
- その病気を検査するための基本的な検査設備がある。(緑内障なら、視野検査ができるなど)
- 医師が親切。(実際に会ったときの態度や、ホームページに掲載されたメッセージなど)
上記のようなクリニックであれば、どこでもよろしいと思います。
まずは近所のクリニックに通って、病気の経過を記録していくこと。その上で、もしも、医師の説明が不足であったり、治療成績に不満があれば、他の選択肢を探すのがよろしいでしょう。
あるいは、「いざ手術」となったときに手術症例が少ない未熟な医師では不安ですから、名医を求めるのは当然のことです。眼科外科医については2019年7月19日号の『プレジデント』にて、スーパードクターの深作秀春先生がよい医師の見分け方を語っていらっしゃいます。ご興味がある方は、図書館などで取り寄せてご覧になってみてください。